デフォルト フォームを使用して、作成中の設計のパラメータの確認または変更を行います。このフォームを編集して、特定のパラメータをデフォルトにすることができます。これにより、設計を再度最適化しても、その特定のパラメータが設計に適用されるようになります。
設計パラメータを編集するには、計算機アイコン をクリックします。ユーザー アイコン
は、カスタム値が指定されていることを表しています。
次のデフォルトの設計パラメータを使用できます。
SI 単位 - このチェック ボックスには、作成中の設計の単位測定が表示され、編集することはできません。
パラメータ |
SI 単位 |
非 SI 単位 |
磁束密度 |
ミリテスラ |
ガウス |
銅使用率 |
Amps/mm2 |
Circular-Mils/Amp |
巻線サイズ |
mm |
AWG |
最適化の前にソリューション フィルタを表示 - 選択すると、最適化プロセスの開始時に常に [ソリューション フィルタ] ダイアログ ボックスが表示されます。
Design Type (設計タイプ) - このボックスは使用できません。設計ファミリーに応じて、[汎用 (AC-DC)] または [LED (AC-DC)] が表示されます。
表面実装デバイスを推奨 - 選択して、販売店の SMT 部品をできる限り使用します。SMT 部品が使用できない、または在庫切れの場合は、スルーホール部品が戻されることがあります。
基板銅箔の厚さ - デフォルトの基板銅箔層の厚さは、リストから他の値を選択することにより変更することができます。
デフォルト部品セット - 設計の作成や最適化において PI Expert で使用する部品セットを選択します。この設定では、該当する設計で使用するデフォルトの部品セットのみ変更されます。部品セットがすべての設計で使用されるように変更するには、[デフォルト設計の環境設定] ダイアログ ボックスを使用します。部品ライブラリ、及び部品セットの使用方法の詳細については、「カスタム部品ライブラリの概要」と「カスタム部品セット」を参照してください。
デフォルトのコア材料 - PI Expert によって生成されるトランスに関する説明で使われるデフォルトのコア材料を変更できます。
巻線の最小厚 - このパラメータを変更するには、ボックスからトランス構造で PI Expert によって使用される別の巻線の最小厚を選択します。
ピンあたりの最大からげ本数 (細い巻線) 及びピンあたりの最大からげ本数 (太い巻線) - PI Expert でトランスの各ピンにからげる、デフォルトの最大からげ本数を変更できます (細い巻線と太い巻線を別々に指定)。非常に大きなワイヤ サイズが使用される場合は、多くの太い巻線を 1 つのトランス ピンにからげるのが困難になるため、この機能が重要になります。