ボビンの選択

[ボビンの選択] ダイアログ ボックスでは、特定のコアとともに使用するボビンとその他の多くのオプションを選択できます。

[スリービング] チェック ボックスをオンにして、トランス構造にテフロン スリービングを使用します。適切なサイズのテフロン チューブがトランスの材料リストとトランス構造に含まれます。

PI Expert は、選択されたボビンを使用して、指定された安全スペーシングを満たそうと試みます。[左マージン (底部)] ボックスまたは [右マージン (上)] ボックスの横の計算機アイコン をクリックして、トランス構造に適用される (マージン テープを使用して追加される) 安全マージンの総量を入力できます。これらの値は、ボビンの内部安全スペーシングによっても自動的に調整されます。内部安全スペーシングとは、ピンから巻線までの距離のことです。安全規格対応が認められたボビンの場合、ボビンの二次側の沿面距離は確保されていて、3 層絶縁電線を使用した非マージン設計を可能にします。ユーザー選択のアイコン によって、マージンのカスタム値が示されます。デフォルト値を復元するにはこのアイコンをクリックします。

[使用される一次ピン数] 及び [使用される二次ピン数] の値を確認できます。値は、[ピン割り当て] ダイアログ ボックスで編集できます。

表には、指定されたコアとともに使用できるボビンと各ボビンの関連情報が表示されます。PI Expert で選択されたコアの横に、ターゲット アイコン が配置されます。設計で使用する別のボビンを選択するには、使用するボビンの行をクリックします。ユーザー選択のアイコン が選択したボビンの横に表示されます。手動で選択したボビンを使用して設計を最適化することもできます。手動で選択したボビンを破棄する場合は、[自動選択] ボタンをクリックします。自動選択のアイコン PI Expert によって選択されたボビンの行に表示されます。

PI Expert で提供されるデフォルトの部品ライブラリには、通常、各コアにボビンが 1 つだけ関連付けられています。これがそのコアのデフォルトのボビンです。PI Expertカスタム部品ライブラリカスタム部品セット機能を使用して、さらに多くのボビンを追加できます。ボビンの追加に関する詳細については、「カスタマイズしたトランス」「ボビン ライブラリ」及び「コア ライブラリ」のヘルプ トピックを参照してください。

 

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