設計オプション

設計オプション フォームを使用して、電源仕様を表示または変更します。次のオプションを使用できます。

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フィードバック タイプ

フィードバック タイプは、[フィードバック タイプ] ボックスで選択できます。[フィードバック部品] フォームを使用して、フィードバック部品を表示及び編集します。使用できるフィードバック スキームの数は、使用する PI デバイス ファミリーによって異なります。最も一般的なフィードバック タイプは、二次ツェナーまたは二次側 TL431 です。低コスト設計のために、一次抵抗または一次ツェナーのフィードバックもあります。フィードバック タイプとして一次抵抗または一次ツェナーを選択する場合、フィードバック部品フォームは設計に使用できません。

バイアス巻線フィードバックは、LinkSwitch-XT 製品ファミリーにのみ使用できます。バイアス巻線フィードバックは、非常に安価及び簡易で、レギュレーションは約 +/-10% です。バイアス巻線フィードバック タイプが選択されている場合、バイアス パラメータは変更できません。詳細については、フィードバック部品フォームを参照してください。

: フィードバック タイプが二次ツェナーまたは TL431 の場合は、バイアス ダイオードのダイオード タイプとして超高速ダイオードが選択されます。

LinkSwitch-CV ファミリーの場合、フィードバック タイプはフィードバック巻線に設定され、バイアスの使用はオプションです。詳細については、「ウィザード - 設計オプション」を参照してください。

間接 CC フィードバックは、出力に関する情報を抽出するためのバイアス巻線電圧を使用して構成されます。出力の変動はバイアス巻線で検出され、コントローラはこの値に基づいて必要な制御を行います。

直接二次フィードバックは、非絶縁型の設計でのみ使用でき、基本的にセンス抵抗による出力電流の電圧への変換で構成されます。信号はローパス フィルタによってフィルタリングされる場合とフィルタリングされない場合があり、その後に FEEDBACK ピンに接続されます。

InnoSwitch3 ファミリーのフィードバック タイプは、二次側抵抗分割回路に設定されます。

PI 製品ファミリー

デフォルト フィードバック タイプ

DPA-Switch

二次側の TL431 及びフォトカプラ

TOPSwitch-HX

TOPSwitch-GX

TOPSwitch-JX

TinySwitch-II

  二次側ツェナー

TinySwitch-III

TinySwitch-4

LinkSwitch-XT

LinkSwitch-CV

フィードバック巻線

LinkSwitch-PH

間接 CC 制御

LinkSwitch-PL

直接二次制御

InnoSwitch3-CE フライバック型

二次側抵抗分割回路

InnoSwitch3-CP フライバック型

InnoSwitch3-EP フライバック型

 

次の表に、Inno3-CP で使用できるオプションをまとめます。Inno3-Pro の二次側コントローラ回路にはフィードバック回路が含まれているため、外部フィードバック回路を必要としないことに注意してください。

フィードバック
タイプ

製品

Inno3Pro

Inno3CP

USB PDUSBPS + PPS、カスタム急速充電器

USB PD

USBPS + PPS

カスタム急速充電器

スイッチング抵抗分割回路

使用不可

使用可

使用不可

使用可

電流源シンク

使用不可

使用可

使用可

使用可

オペアンプ

使用不可

使用可

使用可

使用可

それぞれの回路タイプの詳細については、フィードバック回路部品ダイアログの個々のヘルプ トピックを参照してください。

 

製品別のバイアス巻線の要件

一部の PI デバイスでは、バイアス巻線はオプションとなります。

PI 製品ファミリー

バイアス巻線

DPA-Switch

必須

TOPSwitch-HX

TOPSwitch-GX

TOPSwitch-JX

LinkSwitch-PH

InnoSwitch3-CE フライバック型

InnoSwitch3-CP フライバック型

InnoSwitch3-EP フライバック型

LinkSwitch-PL*

調光機能が必要な場合、推奨

TinySwitch-II

オプション

TinySwitch-III

TinySwitch-4

LinkSwitch-CV

LinkSwitch-XT

オプションのバイアス巻線を使用するデバイスでは、[バイアスの使用] チェック ボックスをオンにしてバイアス巻線を有効にできます。必須のバイアス巻線を使用するデバイスでは、[バイアスの使用] チェック ボックスは灰色で表示されます。一般的に、バイアス巻線がオプションの場合にこの巻線を使用すると、無負荷時消費電力を低減出来ます。

設計を新規作成する場合、PI Expert では、指定された PI 製品ファミリーに基づいてフィードバック タイプが選択されます。

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