ヒートシンク ライブラリは、PI Expert [部品ライブラリ] の部品ライブラリ タイプの 1 つです。一度ヒートシンクがライブラリに追加され、部品セットに入ると、適切な場所に使用するカスタム ヒートシンクをマニュアルで選択できるようになります。ヒートシンクは多くの場合一次側のスイッチングや二次側ダイオードで使用されます。カスタム ヒートシンクは多くの場合アルミニウム板もしくはスチール板で出来ており、ライブラリには載せられていません。標準の押し出しアルミニウム ヒートシンクのみがライブラリに含まれています。デフォルトでは、ライブラリに含まれているのは TO220 に対応するヒートシンクのみで、それらの部品は TO220 及び eSIP パッケージに使用することができます。
PI Expert では、デフォルトの部品は変更も削除もできません。[表示] ボタンをクリックして、選択した部品タイプのパラメータのみを表示することができます。また、部品ライブラリにカスタマイズした部品を追加することができます。これを行うには、[部品ライブラリ] ダイアログ ボックスの [追加] ボタンをクリックして、特定の部品に関する仕様をすべて入力します。部品の追加と編集に関する詳細については、「部品ライブラリ」のトピックを参照してください。
ヒートシンクを追加するに際して、以下のパラメータを設定することができます。
ヒートシンク タイプ – デフォルトでは押し出しアルミニウム
熱抵抗 – 指定したヒートシンクの熱抵抗
ヒートシンクの高さ – データシートに基づく高さ
部品番号 – メーカー部品番号
メーカー – メーカー名
パッケージ – ヒートシンクの設計対象となるパッケージ(デフォルトでは TO220)