バス スイッチ回路により、Vbus を高電圧値から低電圧値に、またはその逆に変化させる必要がある場合に、負荷と電源間で電気的切断を安全に行えます。
切断する場合、単一の MOSFET またはバック ツー バックの構成で接続された 2 つの直列 MOSFET のどちらでも可能です。
[バス スイッチ回路のタイプ] ドロップダウン メニューには、以下の 4 つのオプションがあります。
• N タイプ シングル
• P タイプ シングル
• N タイプ バック ツー バック
• P タイプ バック ツー バック
このタイプは、構成が最もシンプルです。電気的切断は、単一の N チャンネル (P チャンネル) MOSFET をオフにして行えます。
注: MOSFET のボディー ダイオードの存在により、負荷電圧がバス電圧より高くなった場合にも、突入電流を負荷から電源に流すことができます。
2 つの N チャンネル (P チャンネル) MOSFET は、バック ツー バック構成で直列に接続されます。これにより、「理想的」な切断が可能になります。バック ツー バック構成を使用することにより、MOSFET のボディー ダイオードの表面は逆方向に配置されるため、電流は流れません。
PI Expert では、MOSFET のターゲット電圧降下を入力できます。
PI Expert では、合計電圧降下のターゲットを満たすために、MOSFET に適切な RDSON を選択します。
バック ツー バック構成の場合の合計電圧降下のターゲットは、2 つのシングル MOSFET の電圧降下の直列値になります。
デフォルト値は 30 mV ですが、フィールドの横にある アイコンをクリックすると、手動で変更できます。
部品表には、選択した部品が表示されます。 アイコンをクリックすると、それぞれの選択内容を上書きできます。これにより、個々の部品データベース ライブラリが開き、そこで別の既存のレコードを検索できます。