リップル電流 IR 及びピーク電流 IP のある波形では、パラメータ KRP を次のように定義できます。
(下の図を参照)。連続動作モードで動作している電源では、KRP を使用して連続動作の状態を正確に定義できます。KRP の可能な範囲は 0 ~ 1 です。KRP の値が低いほど、リップル電流 IR も小さくなるため、連続動作時間が長くなります。連続モード及び不連続モードの動作の境界線では、KRP が 1.0 になります。
110/115 VAC 入力電圧またはユニバーサル入力電圧範囲の TOPSwitch 設計では、推奨最小 KRP は 0.4 です。110/115 VAC 入力または 230 VAC 入力電圧での TOPSwitch 設計では、推奨最小 KRP は 0.6 です。
上の図では、KRP が 1.0 (連続動作モードと不連続動作モードの境界線) の波形、及び KRP が 0.4 (完全な連続設計) の波形を示しています。
不連続モードで実効している電源では、パラメータ KDP は次のように定義されます。
は基本的に、トランス TDIS に蓄えられたエネルギーを完全に二次負荷に完全放電するために必要な時間に対する、一次スイッチ TOFF のオフ時間の比率です (以下の図を参照)。KDP の使用範囲は
です。一般的に、出力電力が非常に低い電源で、KDP の上限に達します。
上の図では、KDP (不連続動作モード) の定義を説明する波形を示しています。